木の曲芸 − 木を曲げることで新たなデザインを生み出した −

時代の変化とともに進歩してきた科学技術によって、数々の椅子が誕生してきました。中でも18世紀から19世紀にかけて起こった産業革命によって、手工業であったものを機械化することで大量生産を可能とし、社会経済も劇的に変化しました。このことは家具製造にも大きな影響を及ぼし、とりわけドイツの家具職人ミヒャエル・トーネットにおいては蒸気によって木を曲げる曲木技法を発明し、今日の家具デザインに大きな影響を及ぼしています。木を蒸して曲げることは、木の繊維を断ち切ることがないため木目が美しく、強度を保てることが特徴です。今回は「曲木」に焦点をあて、無垢材や積層材を曲げて作られた名作椅子をご紹介します。

 

木の曲芸 − 木を曲げることで新たなデザインを生み出した −

会期:2021年1月8日(金)〜3月21日(日)  10:30〜18:30(入館は18:15まで)
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)

会場:中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館ステーションギャラリー[MAP
旭川市宮下通8丁目3番1号/JR旭川駅東口(JR旭川駅コンコース)
電話:0166-46-6277

主催:旭川市教育委員会
主管:旭川家具工業協同組合
協力:東川町、織田憲嗣、織田コレクション協力会

●入場無料