旭川家具の主要産地である東川町は、家具・デザイン産業の発展のため「織田コレクション」を公有財産とし、さまざまな活用に取り組んでいます。本展「近代建築三大巨匠の椅子」では、モダニズム建築を代表する3名の建築家、フランク・ロイド・ライト、ル・コルビュジエ、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエが手がけた椅子を紹介します。建築にとどまらず生活空間へと広がった彼らの創作は、椅子のデザインにおいても建築思想と結びつき、革新的な造形と独自の美意識を体現しています。
19世紀までの建築は、ゴシックやルネサンス、バロックなど歴史様式を参照し、装飾や伝統的形式を重んじるものが主流でした。建築は権威や象徴性を示す存在として位置づけられていました。しかし19世紀後半、産業革命による社会の変化と新たな技術・素材の登場により、建築は大きな転換期を迎えます。機能性や合理性が重視され、装飾を排し「構造そのものの美」を追求する考え方が広がっていきました。こうした流れの中で20世紀初頭に登場したのがモダニズム建築です。フランク・ロイド・ライト、ル・コルビュジエ、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエは、その理念を建築だけでなく椅子のデザインにも落とし込み、近代建築の思想を生活空間へと拡張しました。
会期
2026年2月25(水)〜2026年6月1日(月)
会場
旭川デザインセンター
・住所:北海道旭川市永山2条10丁目1-35
・営業時間:10:00〜17:00
・定休日:火曜日(祝日除く)、年末年始
主催
写真文化首都 北海道「写真の町」東川町
協力
織田コレクション協力会、旭川家具工業協同組合