旭川家具の主要産地である東川町は、家具・デザイン産業の発展のため「織田コレクション」を公有財産とし、さまざまな活用に取り組んでいます。本展「生誕100年 ヴァーナー・パントンと同時代の名匠たち」では、2026年に誕生100年を迎える名デザイナー、ヴァーナー・パントン、さらに同時代に生まれた、ジョエ・コロンボ、ポール・ケアホルムによってデザインされた椅子を紹介します。三者三様のアプローチを通して、椅子に宿る思想や美意識の違いと、20世紀デザインの多様な展開をご紹介します。
デンマーク出身のパントンとケアホルムが生まれた当時、椅子づくりは木材と職人技が中心でした。彼らの青年期にあたる1940〜50年代には、ウェグナー、ヤコブセン、モーエンセンらが北欧家具の黄金期を築きます。やがてケアホルムはスチールによるミニマルな表現で構造美を追求し、パントンはプラスチックの一体成形を実現。椅子づくりが木工から工業生産へ移行したことを象徴する存在となりました。また工業化が進むイタリアのジョエ・コロンボは、プラスチックやFRPなどの新素材で、未来的で実験的な家具を数多く発表しました。北欧の職人文化とイタリアの工業デザイン。その二つの潮流から生まれた、20世紀デザインの豊かな展開をご覧ください。
会期
2026年6月3(水)〜2026年9月28日(月)
会場
旭川デザインセンター
・住所:北海道旭川市永山2条10丁目1-35
・営業時間:10:00〜17:00
・定休日:火曜日(祝日除く)、年末年始
主催
写真文化首都 北海道「写真の町」東川町
協力
織田コレクション協力会、旭川家具工業協同組合