旭川家具の主要産地である東川町は、家具・デザイン産業の発展のため「織田コレクション」を公有財産とし、さまざまな活用に取り組んでいます。本展では、フィン・ユールやハンス・J・ウェグナーが日本のためにデザインした椅子をはじめ、フランスのデザイナー、シャルロット・ペリアンが日本で学び、その経験を自身のデザインへと昇華させた家具、さらに東京のスウェーデン大使館のためにつくられた「トーキョーチェア」やJR京都駅のレストラン、和久傳のための「ワクデンチェア」など、日本との関わりから生まれた家具を紹介します。
日本の伝統的な美意識には、自然を尊重し、その素材やかたちを生かすこと、装飾を抑えながら余白を生かすこと、左右対称にとらわれない構成や、簡潔な造形の中に豊かさを見出す感覚があります。建築、工芸、家具、庭、そして日々の暮らしに息づくこうした美意識は、19世紀後半、日本が西洋との交流を深めるなかで、海外の芸術家やデザイナーたちにも強い印象を与えるようになりました。作品を通して、日本と西洋のデザインが出会い、そこで生まれた美意識と造形の豊かな響き、浮かび上がる日本の姿を探ります。
会期
2026年9月30日(水)〜2027年3月8日(月)
会場
旭川デザインセンター
・住所:北海道旭川市永山2条10丁目1-35
・営業時間:10:00〜17:00
・定休日:火曜日(祝日除く)、年末年始
主催
写真文化首都 北海道「写真の町」東川町
協力
織田コレクション協力会、旭川家具工業協同組合