MUOTO フィンランドデザインの形

近年、日本では『北欧スタイル』が注目され続け、憧れのライフスタイルとして数々のメディアに取り上げられています。中でもフィンランドデザインは「marimekko」や「Artek」、「ARABIA」、「ムーミン」など、世界中でその名が知られ、実用的でありながら美しく、どこか温かみのあるデザインは私たちの暮らしにそっと寄り添い、豊かな時間を生み出してくれます。

「森と湖の国」フィンランドでは、デザインは自然と親しむという本質的な意識を忘れることなく、厳しくも豊かな固有の風土・文化とともに形づくられてきました。《自然》に寄り添うデザインが穏やかな暮らしを支え、その暮らしの中で小さな芽吹きのように新たなデザインが生まれる、途切れることのない循環が浸透しています。

このたびの展示では、織田コレクションより数々のフィンランドデザインの名作とともに、フィンランドにおける「デザインの形」と、そこから生まれる「暮らしの形」をご紹介します。フィンランド語では、『デザイン=MUOTOILU(ムオトイル)』、『デザイナー=MUOTOILIGIJA(形づくる人)』、どちらも『形』を意味する『MUOTO(ムオト)』から派生しました。地域性が失われ、ものへの愛着が希薄になりがちなこの時代、フィンランドデザインの『MUOTO』とその本質はきっと私たちの日々の暮らしに新たな気づきをもたらすでしょう。

MUOTO フィンランドデザインの形

●会期:2023年10月14日(土)~12月17日(日)
※会場2のみ10月21日(土)〜12月3日(日)

●会場1 / せんとぴゅあIギャラリー1
・開館時間:10:00-17:00
・休館日:月曜日(祝日の場合開館・翌日閉館)、年末年始(12.31-1.5)

●会場2 / せんとぴゅあII家具デザインアーカイブスコーナー
・開館時間:9:00-21:00

●入場料:無料